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第二の成人式
1市3町合同、有志で「三十路式」

2013年1月18日UP | headline


 成人式から10年、それぞれの人生を歩み、彼らは30歳を迎えた。世間では「三十路」と呼ばれ、そこからまた、それぞれの仕事や家庭、様々な場面でさらなる社会的責任を負い、新たな人生を歩み始める。その門出を祝い、また、10年ぶりの再会の場として企画されたイベント。それが「平塚市・大磯町・二宮町・中井町合同 第一回 三十路式」だ。

 成人の日の14日、ホテルサンライフガーデンで行われた式には約300人が参加。会場には、再会し昔を懐かしむ仲間、子どもを連れたママ、振り袖姿の女性など、30歳それぞれの姿があった。来賓として落合克宏市長、河野太郎代議士、森 正明県議、須藤量久市議会議長、黒部栄三市議が臨席し、それぞれ30代の思い出を交えつつ祝辞を述べた。
 また参加者の中から、様々な方面で活躍中の「同級生」の紹介も行われた。スキーヤーの大久保亜弥さんや日本画家の後藤真由美さん、手話ダンス「HAND SIGN」など。そのほか、式実行委員メンバーの数田俊樹市議や、司会を務めた元・お笑い芸人の尾崎正尚さんなど、バラエティ豊かな「同級生」が協力して式を盛り上げた。

 きっかけは1年前。「三十路式をやりたい」という仲間うちの純粋な発想から。ゼロからのスタートだったが協力者は次第に増えた。1市3町の全20中学校区を対象に、卒業アルバムをもとに同級生約3000人へ案内状を送付した。結果、参加希望者は約350人。式当日の悪天候により出席者は減ったものの、実行委員会では「1割も来てもらえて大成功」としている。
 実行委員の浦口あずみさんは「こんなに多くの人が集まったことに、団結力の強さを感じました。感謝の気持ちでいっぱいです。また、今回案内状を送ったことで、同級生のご両親から訃報を知ることもありました。当然のように迎えた30歳ですが、迎えられたことに感謝しています」と話した。

 「この土地で生きた証として、また、自分たちの生まれ育った恩返しに緑を返したい」というコンセプトから、式翌日の15日早朝には、渋田川の桜並木で、式を記念した桜の植樹も行った=写真左。「また春になったら集まれる場所」と、桜並木を選んだという。
 彼らの、一生に一度の「三十路式」は終わった。だが今回、「第一回」と冠した。浦口さんは「後輩たちに受け継いでもらえたら嬉しい。私たちは『四十路式』に向け、活動していきます」と意欲的。地域で初の、広域的イベントをさらりとこなした行動的な世代。彼らの活動報告は、また10年後に。