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市長選を前に、まちの発展に提言
平塚商工会議所会頭 福澤正人氏

2011年3月14日UP | 2011年, Top



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「市長に立候補する方々は平塚を本当に良くするための『力強い施策』を打ち出していただきたい」と語る福澤氏


 都市間の競争力が問われる中、平塚周辺の茅ヶ崎、藤沢、厚木、海老名はこの5年間で人口が14%増加した。一方、平塚市は同時期に4%増にとどまり、なおかつ昨年は26万5千人から25万9千人に減ってしまった。「平塚市のここ数年の政策、開発指導要綱の見直し、建物の高さ制限、西口再開発の中断、ライナーホームの中止等は人口抑制策と言わざるをえない。人口減少が平塚の商工業に与える影響は非常に重要な問題だ。次期市長候補は、人口を増やすための積極的な構想が必要」と話すのは平塚商工会議所会頭の福澤正人氏。第25期(1期3年)会頭として次期市長への要望を聞いた。


土地利用計画を立て直し企業と大学の誘致を

 まず、人口を26万から35万に増やす政策を打ち出していただきたい。
 駅周辺で歩ける範囲(10分〜15分)、特に「総合公園から南側」の土地利用計画を見直し、工業地域を準工業地域に変更し、平塚市役所の北側の図書館、博物館、美術館、行政施設と工場が混在している地域を、文化施設、大学、住宅等に変えていくこと。
同時に、東豊田工業団地と新幹線までの間に工業団地を新設し、市の北側の工場には優遇措置をし積極的に移転協力する筋道を。新しい企業誘致も図り、これらの工場従業員の市内定住に補助金等を出し定住を積極的に支援。大学の誘致は、駅から10分以内なら学生は徒歩でキャンパスまで通う。商店街の過疎化を防ぐ特効薬になるはず。難問だが市民がこぞって賛同すれば不可能ではない。

建物の高さ制限の一部見直しを

 開発指導要綱、具体的には平成20年に市が変更した建物の高さ制限の一部撤廃を求めます。
 海側の風致地区等は除き、中心市街地から駅北側の高度制限は撤廃すべき。高度規制が敷かれたことにより中心部に高層ビルがまったく建てられなくなった。マンション需要でも近隣では駅近の高層物件が次々と完売しているが、平塚では建てられないのでデベロッパーがそっぽを向いている。平行して平塚の土地価格も下落が続いており今のままでは発展が見込めない。東京への通勤圏内で湘南エリアというブランド力に蓋をしている。

平塚駅にライナーホームと他線の乗り入れを

 一時期、JR相模線の延伸を目的に第3ホーム建設計画が進められたが市が断念。再度、私鉄や相模線の乗り入れを図るべきです。私鉄も含む他線の乗り入れで平塚はより住みやすく、東京方面に通勤する人は、朝の始発と増車でほぼ座って通うことができる。アクセスの魅力は人口増に繋がる施策の一つです。

道路網の整備は急務

 このままでは平塚は陸の孤島になる危惧が。
 国道134号線の4車線化に関しては県は着工から5年以内の完了を目指していますが、さがみ縦貫道路が寒川に貫通する平成24年度までに拡幅を。4車線化が成されないと縦貫道からの車の流入で渋滞に拍車がかかることに。また、湘南新道のパイロット通りまでの延長と4車線化の早期実施も工業の発展にかかせない要素。さがみ縦貫道・寒川インターに繋がる銀河大橋と国道129号交差点までは既に4車線化されたが、その先、平塚の工業地帯が集中するパイロット通りまで湘南新道が繋がれば大動脈が完成。将来的には134号・花水川付近から小田原バイパスまでの高速道路整備、秦野インターまでの整備をしないと、平塚は周辺都市から大幅に遅れることになるでしょう。