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まちを盛り上げたい 若者たちのアクション 地域活性化ボランティア団体 『レボリューションズ』

2010年10月15日UP | 2010年, Top



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清掃終了後、拾ったゴミと記念撮影する参加者の若者たち
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駅周辺で清掃活動をするようす
発足当初はTシャツではなく私服で活動していた
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参加者への連絡やweb制作で団体の中心メンバー
左から数田俊樹さん、代表の外山元希さん、山口徹郎さん



 毎月第2日曜日の夕方、平塚の駅周辺で清掃活動をしている若者たちがいる。平塚に住む若い世代を中心に構成されている地域活性化ボランティア団体『REVOLUTIONS』(レボリューションズ)のメンバーだ。団体名がプリントされた同じTシャツを着て黙々と作業を続ける彼らの風貌はごく普通の「今時の若者」。
 遊びたい盛りの世代にとって貴重な日曜日。限られた休日の時間を使ってまでボランティア活動に精を出す理由とその目的は。



 「平塚が好き」。「地元を盛り上げたい」という20代が集まり結成され、昨年12月から毎月活動を行っている。少なくとも毎回10〜15人、多いときで40人程度が参加する。つながりは「地元平塚」。年齢も通っていた学校もまちまちだが、つながりがつながりを呼び所属メンバーは増え続けている。駅前の清掃活動ではいつも5〜6袋のゴミが回収できるという。

目的
 地元を愛する彼らの目的は地域活性化であり、その手段のひとつになるのが「様々な地域イベントの手伝いに呼ばれること」だそうだ。地域で行われるイベント等にボランティアとして参加したいと考えている。彼らの持つネットワークで若い世代を動員し、且つマンパワーとして使ってもらい、盛り上げに協力する。もちろん無償のボランティアとして。地域活性をねらったイベントに力を貸すことは団体理念に一致するし、普通に生活していたら経験できない体験と出会えない人との出会いがある。それが「十分な見返り」だという。

試金石
 同団体代表の外山元希(とやま げんき)さん(27)は「ただ『まちを盛り上げたい』と思っているだけであったり、口にしているだけではなく、行動が伴わないと意味がないと思うんです」と話す。「とは言え、他の人たちにしてみればまだ得体の知れない団体だと思うんです。だから『まずは自分たちができることをやろうよ』ということでゴミ拾いを始めたんです」。それも1回だけでは信用は得られない。まずは1年継続できるかどうか。こうして「駅前清掃」は彼ら自身の試金石となった。現在は実績を築いている道のりの途中にある。

若いからこそ
 ボランティアの活動団体は市内に数多くあるが、ほぼ全員が20代という若さで大人数を擁する団体というのはあまり類を見ない。若い世代がやるからこそ同世代へ訴求できるという信念。そのため同団体では駅前清掃以外にも『STOP!!AIDS』という活動もし、うちわを自主制作してHIV感染予防啓発と検査の推進を若い世代へ呼びかけている。「年配のお医者さんに『若い人間が興味を持たないと意味がない』と言われたことがきっかけだったんです。そのためには、年配の人たちが訴えるよりも自分たちの同年代がやれば興味を持ってくれるだろうと」

お金よりも
 「農作業を手伝ってくれとか、地域の祭りに若手が足りないから来てくれとか呼ばれたら嬉しいです。お金が発生してしまうと呼びづらいと思うんですが、僕らの団体なら無料でギブアンドテイクが成立するので」と言う外山さん。私生活でも「お金よりもやりがい」という意志を貫く。普段はバーのオーナーや、人材派遣の会社役員、アパレル企業の営業、イベント企画運営のコンサルティングなど多くの仕事に携わるが「普通にサラリーマンしてたほうがよっぽど給料いいですよ」と笑う。「『何の仕事をしているか』と聞かれるとメインがわからないんですが、『何がやりたいか』と聞かれればひとつだけ」
 好きな地元をより楽しく—。「SunSunマルシェやFLATなど、今平塚では新しい動きが多く生まれています。僕らも独自イベントを作っていきますが、協力要請があれば団体の壁を超えて手伝わせてもらいたいです」

 遊びたい盛りの若い彼らだが、刺激を求めて都会に出ることはせず、地元をつまらないとも思わない。どうすれば住みやすく楽しい街になるか、平塚で可能性を探している。目標は「横浜からも遊びに来るまち」へと盛り上げること。まずは街のゴミ拾いから可能性を模索する。

地域活性化ボランティア団体 『REVOLUTIONS』
○問い合わせ
090-2308-3099(代表 外山さん)
○HP 
http://revolutions2010.info/