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私が湘南ベルマーレを好きなわけ
ピッチリポーター安田美香さんが紐解くスタイルの根源

2019年2月23日UP | headline, Top

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 いよいよ今週末、2月22日(金)に開幕を控えた明治安田生命J1リーグ。我らが湘南ベルマーレは23日(土)、ホームに北海道コンサドーレ札幌を迎える。その試合中、選手たちに一番近いピッチサイドで試合の熱気を伝えるのが、Jリーグ公式映像ピッチリポーターを務める安田美香さん。今号では開幕前特別企画として彼女のベルマーレ愛を本紙に寄せてもらった。

 私が湘南ベルマーレを好きなわけ。それは、ベルマーレが「がむしゃら」なクラブだからです。ひたむきに、めいっぱい走る。「上手くなりたい」「成長したい」と心から願い、今日の自分を超えていく。そして、「サッカーが好きだ」という気持ちを大切にする。自分の好きなもの、「好きだ」と思う気持ちを大切にする。それがチームのためになっていく。そんなクラブだからです。
 様々なJクラブを取材する中で、ベルマーレほど負荷をかけて自らを追い込むトレーニングをつんでいるチームを、私は知りません。他クラブから移籍してきた選手が「噂には聞いていたけど……まさか、ここまでとは⁉︎」と、初めはビックリするほど。でもその後に続くのは、「体はキツイですけど、心は幸せです。サッカーができて本当に楽しい。子どもの頃、ゴールを決めてヒーローになれるのがうれしかった。上手くなりたくて、毎日がむしゃらに練習していたことを思い出しました」と。そんな言葉が聞かれます。

がむしゃらに
 今季8シーズン目の指揮をとる曺貴裁監督は、「 “好き”にかなうものはない」と、よく話します。「いくら技術を、戦術を教えても、その選手自身が心の底から“好きだ”と思うこと、それにはかなわない。だから、サッカーを好きだという気持ちを、いつまでも真っ直ぐに保っていられるように指導できるか?  そこを大切にしているんだ」と。
 大人になると、良かれと思って身に付けたものが邪魔になったり。人の意見を聞かず、かたくなになってしまったり。でも、汗だくになって必死に走るベルマーレの選手たちを見ていると、そんな凝り固まってしまっていた気持ちがほどけて……なぜか子どもの頃を思い出すんです。純粋に、自分の好きなものを心の真ん中に置いていたことを。そして、「本当になりたかった自分」を。

自分の“好き”を大切に
 「1つずつ、できることを増やそう」、「今日の自分を超えていこう」という選手たちの思いがビリビリと伝わってきて、本当に練習を見ているだけで泣けてきちゃうんです。がむしゃらって、カッコイイ。一生懸命って、すばらしい。人ががんばる姿というのは本当に美しく、胸を打たれます。
 平塚・馬入サッカー場でグングン成長していく選手たちを見ていると、「私もがんばりたい、成長したい! 自分の“好き”を大切にしたい」と強く思います。明日へ向かって「よーし、いくぞ!」と歩き出す力をもらっています。
 このまちには、湘南ベルマーレがある。ちょっとしんどい時、落ち込んだ時は、ぜひ馬入サッカー場へ、そして「Shonan BMWスタジアム平塚」へ来てみませんか?

【プロフィール】
安田美香
芸能プロダクション「ホリプロ」のアナウンス部に所属。2007年よりJリーグ中継ピッチリポーター。二宮町出身。高校時代は、平塚江南高校・サッカー部で、唯一の女子部員としてボールを追いかける日々を過ごす。TBSラジオ『伊集院光とらじおと』などに出演中。プライベートでは2児のママ。