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日本プロボクシング史上最速で王座獲得 TEAM 10 COUNT 松田恵里さん

2018年12月14日UP | NEWS

1214 2面 ボクシング 平塚市内のボクシングジム「TEAM 10 COUNT」(鳥海純会長)に所属する松田恵里さん(24)が1日に行われたOPBF東洋太平洋女子アトム級王座決定戦で勝利し、チャンピオンベルトを勝ち取った。松田さんは8月にプロデビューしたばかりで同戦が2戦目。男女通じて日本プロボクシング史上最速の王座獲得を成し遂げた。
 「一応、プロでは2戦目なんですが、アマチュアで7年やってきました。その間は全日本などで優勝できなかったので、史上最速とは言われていますが“念願のベルト”という感じです」と喜ぶ。「ずっとお世話になってきた鳥海会長にチャンピオンになった姿を見せられて、嬉しさとホッとした気持ちが半々。やっと恩返しができた」という。
 ボクシングを始めたのは高校2年生のころ。「兄がやっていて試合を見にいったんです。それがちょうど鳥海会長の引退戦で。そこで『平塚でジムをやる』という話があったのでやってみようと」。幼い頃から空手に親しみ、日本一になったこともある。加えてテニスでも全国大会出場、中学時代は陸上部で活躍。高校に入るとサッカー部で関東大会に出場するなどスポーツ女子だった。「空手やテニスはただただ楽しくて。結果も後からついてきたという感じです」。だがボクサーとしての生活はそれまでのように順風満帆とはいかなかった。アマ戦績は33戦21勝12敗。「アマデビューの時は『空手をやってたしボクシングもいけるだろ』という感じだったんですが、1ラウンドTKO負け。『こんな悔しいことがあるのか』と感じ、ぐんぐんのめり込んでいった」と話す。
 日中はバイトをして夜はジムに行く生活を週に6日。苦しい生活だが試合に繋がると思えば辛さもないという。休みの日には好きなバイクに乗ったり、甘いものを食べ歩いたりと女性らしい一面も。だが闘志は人一倍だ。「当面の目標は来年の春に行われる日本チャンピオンとの統一戦に勝つことです。王座を獲ったことで追われる立場になって未知の世界ですが楽しみです」という。「(1日に)世界戦もあったんですがそのレベルには達してないな、と。チャンピオンにはなりましたがまだまだ上を追う立場でもあります」。
 将来的に目指すのはもちろん「世界チャンピオン」。と同時に「多くの人に試合を見てもらいたいです。女子だって戦うんです。ボクシングの面白さを感じてもらいたい」。平塚から世界を目指す彼女の活躍に期待がかかる。