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緑と青の旅:vol.8 再び乗り越えるもの

2018年11月30日UP | コラム, 緑と青の旅

1130 緑と青
 今週末1日、2018シーズン最終節を迎えます。J1残留を懸けて挑むは、同じ勝点40で並ぶ名古屋グランパス。得失点でわずかに2上回り、ベルマーレが14位、グランパスが16位。さらに同じ勝点でサガン鳥栖が15位と3チームが並ぶ中、最終節を経て16位となったチームはJ2チームとのプレーオフを戦うこととなります。
 2月からここまで33試合を戦ってきたにも関わらず同じ勝点で最終節を迎えるということ、さらには最終局面になってライバルとの直接対決であることに、否が応でも緊張感は高まります。
 ほんの「1」の差が運命を大きく変えることを過去にも何度も経験しました。2009年と2012年のJ1昇格は、やはり最終節までもつれ、結局ひとつ下の順位との勝点差はわずかに「1」でした。あの一勝がなければ昇格はなかった、それどころかあの1得点がなければ昇格はなかった……というシーンが思い返されます。1得点は奪うも奪われるも、ほんの一瞬の出来事です。その一瞬のために、選手たちは日々トレーニングをし、精神力を磨いているのだと感じます。
 いま、胸を張って言うことができます。湘南ベルマーレは強くなっています。おそらくJリーグ54クラブの中で最も厳しいトレーニングをし、甘えのない環境で若い選手もベテラン選手も逞しく成長を遂げています。
 50年の歴史の中では本当に様々なことがありました。それでも、応援してくれる方々と共に立ちはだかる壁を何度も乗り越えてきました。そして今週末、再び乗り越えるべきものがあります。「1」の重みを胸に、すべてを懸けて最終節に挑みます。

今週末もルヴァンカップ決勝のような喜びを分かち合いたい
TEXT:遠藤さちえ(湘南ベルマーレ)