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オーレベルマーレ2018:足踏み

2018年11月10日UP | オーレベルマーレ, コラム

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ルヴァン杯優勝という偉業を成し遂げた湘南だが、リーグ戦がピリッとしない。
 ルヴァン杯から中2日で行われたアウェー磐田戦は0−1で敗戦、さらに中2日で今月2日に行われたホーム清水戦は0−0で引き分けだった。リーグ終盤のこの時期にこの過密日程。台風による順延があったとはいえ、リーグの決定はアンフェアに映る。曺監督をして、清水戦後の会見では「この日程の我々に対する不公平さ」と発言。「言い訳をしているわけでも文句を言っているわけでもない」としながらも怒りか、あるいはもどかしさか、やりきれぬ思いを吐露していた。
 そうも言っていられない事情もある。リーグ戦は残り3試合。うち2戦はアウェーでの戦いだ。J1の残留争いはいよいよ熾烈を極めており、勝ち点37で現在14位の湘南に楽観視できる要素はない。湘南にとってはG大阪、浦和という上位陣との対戦も残る。両チームとも優勝争いからは脱落しているものの、1つでも上の順位を目指して過酷な戦いに身を投じている。残留への道のりはそう簡単ではない。
 湘南のタイトル獲得は、1つのマイルストーン、達成したことではある。だが来年もJ1で戦い、真に市民クラブが日本で戦えることを、自分たちのアイデンティティを証明することが今、求められている。

最後まで戦い抜いた選手らに熱い拍手が贈られる。だが結果は苦しいものだった
TEXT:名久井啓祐(本紙編集部) PHOTO:湘南ベルマーレ