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国際地学オリンピックで金メダル 平塚市在住、田中 匠さん

2018年9月10日UP | NEWS

0907 2面 地学オリンピック 平塚市在住で栄光学園高校3年生の田中 匠さん(18)が、先月8日から17日にかけてタイのカンチャナブリーで開催された第12回国際地学オリンピックに日本代表として参加し、金メダルを獲得した。今月3日には落合克宏平塚市長を表敬訪問し、喜びの声を伝えた。
 国際地学オリンピックは2007年に第1回が開催された高校生のための地学の国際大会。今年は38の国と地域から139人の高校生が参加した。田中さんは今年3月に茨城県で開催された第10回日本地学オリンピックで総合1位の記録を修め、日本代表4人の内の1人に選出。筆記試験、実技試験の結果総合3位の成績となり、参加者の上位10%に相当する金メダルを獲得した。会期中は国際協力野外調査(ITFI)や、地球システムプロジェクト(ESP)といった各国の高校生同士でグループを作り問題解決に取り組むフィールドワークなども行われた。田中さんが参加した班はESPにおいてバンコクの地盤沈下について解決策を提案し、こちらでも2位の成績を修めた。
 小学校中学年のころにクリスマスプレゼントにもらったという天体望遠鏡が地学との出会いだった。使い方を聞こうと平塚市博物館を訪れ、同時に図書室などで本を読んで調べるうちにのめり込んでいった。今でも天文分野に一番興味を持っており、博物館の天体観察会会員として「星を見る会」をサポートすることもある。
 今回の金メダルについては「博物館のみなさん、学校の先生や先輩、仲間たちとの関係があってこの成績が取れて感謝している。この経験を生かして今後も頑張りたい。将来は天文の研究ができるような進路に進めれば」と話す。落合市長は「大きく日本のためになるように頑張って」と偉業を讃えると共にエールを贈っていた。


EDITOR’S EYE
 田中さんは高校の部活でも物理研究部に所属。気象にも関心を持ち、台風の気圧変化に関する研究などを行なってきた。台風の脅威にさらされることも多い日本だが、将来的に彼の研究が災害対策に寄与することもあるかもしれない。