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支援の必要な人に寄り添う フードバンクひらつか

2018年6月2日UP | コネクト, コラム

0601 コネクト家庭や農家、企業から余った食品を引き取り、必要とする人に配布するフードバンク。全国的に広がりを見せる中、平塚市でも「フードバンクひらつか」が昨年スタートした。今月6日には、食品を集める「フードドライブ」を平塚市役所で実施する同団体。今どのような支援を行っているのだろうか。

 この団体の代表を務めるのは大関めぐみさん(48)。以前から母子家庭の苦しい状況を耳にしており、その子どもたちを支えたいとフードバンクかわさきでボランティアを始めた。その活動の中で、平塚から支援を依頼されることが多いと知り、昨年7月に「フードバンクひらつか」を1人で立ち上げた。
 市内の施設にチラシを貼るなどして物資の寄付を呼びかけると、徐々にお米や乾物、缶詰などの食料が集まり始め、これまでに200件以上の寄付があった。それらを仕分けた上で、市や平塚市社会福祉協議会などを通じて依頼のあった母子家庭や生活困窮者といった支援の必要な家庭や施設、支援団体に対してのべ約150件の配達を行ってきた。届ける家庭によって、乳児がいれば粉ミルク、電気やガスが使えなければすぐに食べられるアルファ米など、必要な物の量や種類が異なるため、それを調整した上で配達するようにしている。現在は、手伝うボランティアや定期的に食料を持ち寄ってくれる人など仲間が10人ほどに増えた。
 配達にかかるガソリン代や経費など、スタッフの負担は小さくない。それでも、大関さんは「届けた人の喜ぶ表情が見られて、寄付して下さった人の思いを食品と共に渡せることが嬉しい」と話す。 
 活動を続ける中、子育て世代から高齢者まで幅広い世代が支援を求めていることに驚きつつ、そうした家庭はまだまだ多いという。より多くの食料を集めたいと考えていたところ、平塚市から家庭で余っている食品を寄付するフードドライブの開催を提案された。4月から月に一度市役所で実施しており、5月には26人から食品285点が集まった。届けに訪れた女性の1人は「食べずに処分するのはもったいないので、役に立つならと思って持って来ました」と話していた。
 6月は6日(水)10時から15時に市役所1階の多目的スペースで行われる。賞味期限が記載され期限が2カ月以上、常温保存がきく未開封の食品に限る。
◇食品提供についての問い合わせ=大関さん☎︎080−6564−2263


【写真】前回のフードドライブの様子。左端が大関さん