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クラフト作家と使い手をつなぐ雑貨店
6月に計7日間オープンする平塚市のBluny

2018年6月2日UP | headline, Top

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 平塚市黒部丘の住宅街に、1軒の雑貨屋がある。年に数回だけ開くスタイルで、口コミで評判が広がり、初日には開店前から並ぶ人が出ることも。クラフト作家の作品と雑貨を融合させた店を目指してきたスタッフは、今月のオープンを前にして準備に励んでいる。

 青い看板が目印のBluny。ここで3月、6月、10月と12月の年に4回店を開ける(その他不定期にワークショップも開催)。販売するのは、キッチン用品を中心とした生活雑貨と、主に地元の作家による洋服やバッグ、アクセサリーなどの作品。素材は布や皮、石など様々あるが、全体的にナチュラルな雰囲気でまとめられている。
 この店は13年前、平塚市に住む長谷川宏子さんが、子ども同士が同じ幼稚園に通う母親たちと共に「センスの良い雑貨と作品を集めた場所を作りたい」との思いで一からスタートさせたもの。家事や育児と両立するため、店を開く期間を限って営業を始めた。

作り手との関係を大事に

 初めの頃は、手作りのおしゃれな雑貨を持っている知り合いに声をかけるなどして、出品してくれる作家を探していた。そのうちナチュラルなBlunyのテイストを気に入った作家から「自分も出したい」と連絡が来るように。長谷川さんたちは作品だけを送ってもらうのではなく、直接顔を合わせどのような思いでものづくりをしているのか聞いた上で出品してもらっているという。こうして市内を中心に秦野や伊勢原などの30人ほどの作家と繋がりができた。
 スタッフが家事・育児と両立できるように、また作家の製作ペースも考慮しながら試行錯誤を続け、現在は年に4回開店という形になった。それでも、品質の良いものを届けたいとの姿勢は他の雑貨店と変わらず、仕上がりが納得できる作品だけを選んで置いている。「しっかりした品を取り扱うことが長く続けていける理由の一つだと思います」と長谷川さんは力を込める。

みんなで店を育てる
 運営スタッフは、買った人がとても喜んでいればその様子を作家に伝えて励みにしてもらう。またお客から「こんなものが欲しい」という要望が出た時には、作家と相談して作ってもらうこともある。
 当初から加わる作家の清水郁子さんは、ガラス瓶などの破片が波にもまれて角の取れたシーグラスを中心に、貝がらや流木を使ったアクセサリーとオブジェなどを製作している。スタッフから蚊取り線香立てを依頼された際には、シーグラスとガラス皿で作ってみたところ好評だったという。
 同店では、洋服、アクセサリー、クリスマスリースなどのワークショップも開催。参加者に今後どのようなことをやってみたいか聞くことのできる機会になっている。お客とスタッフや作家の距離が近く共にお店を育てているような感覚が持てることも、人気の理由かもしれない。
 自分たちのペースを大切にしつつ「作家さんがものづくりを長く続けられるお手伝いをしたい」と語る長谷川さん。お気に入りの品を探しに出かけてみては。

◇Bluny
平塚市黒部丘28-6
Summer Bluny 2018
6月7日(木)~9日(土)
10時~16時
Bluny ZAKKA&Café 
6月12日(火)・13日(水)
Bluny ZAKKA&workshop
(苔玉作り)6月19日(火)・20日(水)
ブログ/https://bluny.exblog.jp
※コメント欄から連絡可

【写真TOP】空きアパートをナチュラルな雰囲気にリノベーション(前回のBlunyの店内の様子)
【写真下】左が長谷川さん、右が清水さん/服のデザインはシンプルなものが多い/スタッフおすすめの雑貨が並ぶ/木工作家によるテーブルにディスプレイ