PAGE TOP ▲

子どもから高齢者まで 地域の人が繋がれる場に 朝ごはんこども食堂 堤 園子さん

2018年5月28日UP | コネクト, コラム

0525 3面 朝ごはん子ども食堂01 地域の子どもに食事や居場所を提供する「子ども食堂」。ここ数年で広がりを見せ、支援団体の調査によれば全国で2千カ所を超えている。平塚市中心部でも「朝ごはんこども食堂」がスタートして4カ月。子どもから大人まで地域の繋がりを作る場を目指すというこの取り組みについて聞いた。
 
 この試みは毎月1回、ビル2階の居酒屋を借りて開催されている。料金は大人200円、子ども50円で、この日のメニューはおにぎりと具だくさんの豚汁、肉じゃが。登校途中の小学生や地域の人、学校の先生などが訪れ、知り合い同士はもちろん初めて顔を合わせる人も、おにぎりを頬張っては時折言葉を交わしていた。回を重ねるごとに利用者が増え、この日は用意していた20人分のおにぎりが全てなくなった。
 中心となっている堤 園子さん(42)の背中を押したのは、自分が支えられてきた経験だった。小学生の頃、友だちの母親から「何かあったら助けてあげるから相談しなさいよ」と声をかけられた。それを機に悩みがあると話を聞いてもらうようになり、大人になってからも折に触れ頼りにしてきた。そうした経験が大きな支えになったことから、自分も子どもの味方になれるような人に、さらには子どもが地域の人と繋がりを築ける場を作りたいと考えるようになったという。
 そこで昨年、仲間とNPO法人未来経験プロジェクトを立ち上げ、1月に「朝ごはんこども食堂」がスタートした。知り合いの飲食店主らが調理や配膳の手伝いを申し出てくれ、お米は「平塚の米を食べさせたい」という友人が寄付。多くの人の助けを借りている。
 堤さんは、前の通りを歩く通勤中の人や小中学生に「よかったら来てくださいね」とチラシを配りながら、食堂で朝ごはんを食べて登校する小学生に「いってらっしゃい」と声をかける。「子ども食堂」の名称は子どもだけでも入れるようにとつけたもので、高齢者など地域の幅広い年代の人にも来てほしいと話す。そしてみんなで一緒に朝ごはんを食べることで顔の見える関係を、さらには何かあった時には頼り頼られてお互いが元気になれるような繋がりが、ここから生まれてくれたらと願っている。
◇朝ごはんこども食堂・場所=あおば(平塚市明石町19−24)・毎月第3月曜日・時間=7時~8時15分・料金子ども50円、大人200円。次回は6月18日の予定。
連絡先=NPO法人未来経験プロジェクト
Enail=mirai.keiken@gmail.com
0525 3面 朝ごはん子ども食堂02