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岡村桂三郎の世界が広がる展覧会 21世紀の美術展も同時開催

2018年4月28日UP | NEWS

【1】0427 美術館-2 平塚市美術館で21日から「岡村桂三郎展ー異境へ」が開催されている。今回の展覧会に合わせて描いたという『百眼の魚』をはじめ、2000年代に制作された作品を中心に31点が所狭しと並ぶ。
 近年の岡村さんの作品はバーナーで焦がした杉板を屏風のように組み合わせ、岩絵の具を塗り重ねた上からうろこ状に画材を削り取って描くという特徴がある。大きいものだと高さ3.5m、幅は10m以上にもなり、館内の天井に届きそうなほど巨大。作品の配列は迷路のように入り組んでおり、さながら壁のように迫ってくる絵の中を進むさまは正に“異境”。作品の多くには“目”が描かれており、異彩を放つ独特の雰囲気に拍車をかけている。
 最新作『百眼の魚』は、平塚での展覧会が決まったことから湘南の海に着想を得て描いたという。魚の体表部分には無数の目が描かれており、岡村さんは「制作時に北朝鮮のミサイル問題などがあり、そういった人の欲望に対する批判を込めた」と話す。展覧会は6月24日まで。
 同館では実業家の田口弘氏が収集した現代美術コレクション「21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで」も同時開催(6月17日まで)。コレクションは400点を超え、グローバルに活躍する作家たちの作品からなり、近年の美術の動向を一望することができる。今回はその中から2000年代に制作された作品を中心に約70点が揃う。アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング、奈良美智、村上隆、ヨーコ・オノなど著名な作家の作品も一堂に会する。

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