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ユニークな形の海岸石100点以上 集めた男性が二宮で展示会

2018年4月13日UP | NEWS

0413 2面 石の人1 平塚市の柏木利雄さんが、大磯から二宮までの海岸で見つけた趣のある石を展示する「湘南海岸石 あそび心の一人展」が今月21日・22日に二宮町で開かれる。
 25年ほど前、友人の家に飾られていた幅50センチもある石の美しい形に強い印象を受けた柏木さん。それ以来地元の金目川や酒匂川を中心に、時には滋賀から青森まで各地の川を歩いてみたが、面白い形の石にはなかなか出会えなかった。
 そこで約15年前から、石を探す人の少ない大磯や二宮の梅沢海岸に行くように。波に洗われた石は多くが丸みを帯びているが、手にとると山並みや動物、それに仏像のような形などユニークなものがある。色は黒っぽいものが中心だが中には茶色や白の模様が入るなど、形も色も二つとして同じものはない。特に好きなのは、茅葺きの家に似た「茅舎」と呼ばれる形のもので、子どもの頃暮らした麦わら葺きの家を思い出すのだという。今では集められた石が自宅の中と外にぎっしりと並べられており、柏木さんは「数えたことはないが、1,000点以上はあるのでは」と話す。
 珍しい形のものを探すため重要なのは、行くタイミング。台風や低気圧が通過した後や大潮の後は、荒れた波で石がかき回され「石が変わる」という。それも通過した直後と波が落ち着いてからでは様子が異なるので、1日の間に2回行くなど良いものに出会うためには労を惜しまない。2年前には大病を患ったが、退院から5日後にはリハビリのつもりで浜を歩き始めた。どれも同じに見えそうな海岸の石だが、探石暦25年以上、変化のある石はすぐ目につくという。ゴルフのパターを使って自作した道具でひっくり返し、形を確認する。そうして拾った石は外に並べて雨風に晒すと年々色が黒っぽく落ち着いてくるので、その変化も楽しみだという。
 今回は選りすぐりの100点以上を展示。「湘南海岸の石だけを展示するのはこれまで例がないのではないか」と柏木さんは話している。想像力を働かせながら一つ一つ趣のある石の表情を眺めてみては。◇日時=今月21日(土)22日(日)9時~17時(22日は16時まで)、会場=二宮町ラディアン、問い合わせ=柏木さん☎︎58−8234)

【写真TOP】手前が山の形をしたもの、奥が仏像に見える姿石
【写真下】柏木さんの好きな形「茅舎」
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