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どう選ぶ? 幼稚園、保育園、こども園
ライフスタイルに合わせ上手に選ぼう

2017年9月15日UP | headline, Top

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 平成27年に施行された子ども・子育て支援新制度。これに伴い認定こども園の普及が計られ、平塚市内でも5園の私立認定こども園と1園の公立認定こども園が運営されている。一方で、既存の形の幼稚園や保育園も数多くあり、子どもを預ける選択肢は細分化している。今週は中でも幼稚園の現状にスポットを当て、子どもの預け先としての幼稚園について考える。

 まず現状、子どもを預けられる教育機関は大きく3種類に分けることができる。新制度に移行し施設型給付を受ける幼稚園と私学助成を受ける旧制度の幼稚園、そして新制度に移行し、保育園としての機能を併せ持つ認定こども園(幼稚園型、幼保連携型)だ。
 旧制度の幼稚園は従来通り、園ごとに願書を提出し、入園する園を決める。一方、新制度幼稚園・認定こども園に入園するには市町村に認定を申請し、認定証が交付された上で各園との契約を結ぶことになる。なお、保育園に関しては今まで通り、市町村に書類を提出して申し込み、要件に該当していることを市町村が認定したうえで入園できる保育園を調整する。
 同制度では市町村単位で子ども・子育て支援事業計画を定めることを求めており、平塚市でも平成27年度から5年を1期とした事業計画を定めている。現在はこの計画の過渡期のため、新制度・旧制度の幼稚園が並行して存在する。

考え方の一例
 では入園させる側としてはどのような違いがあるのか。保育料に関して、旧制度の幼稚園ではその園ごとに設けられた保育料を納める。これに、所得に応じて課せられる税額(市民税所得割額)や子どもの年齢・人数に応じて就園奨励補助金として補助を受けることができる。一方、新制度幼稚園はどうか。新制度の場合は保育料が一律で定められる。この金額も市民税所得割額や子どもの年齢・人数に応じて定められる。なお、認定こども園に関しても新制度幼稚園と同様に一律で保育料が定められている。
 新制度・旧制度というと、新制度の方が受けられる恩恵が大きいように感じてしまうかもしれない。だが、最初から減額されているか、別途補助金を受け取るかの違いはあるが、概ね家庭の負担は同程度になる。新旧の違いも、古いからダメで新しいから良いというものではなく、個々の幼稚園が目指すビジョンによって、あえて新制度に移行しないという園もある。

幼稚園で保育も
 未だに解決を見ない待機児童問題だが、定員オーバーが問題になる保育園に対して、幼稚園は定員割れしているところが多い。これは2歳以下の子どもは預けられず、時間的な融通が利きづらく共働き世帯・シングルペアレントのニーズにマッチしないことが要因だ。
 だが実際は、満3歳児の受け入れを行う園もあり、預かり延長保育も多くの園で実施されているため時間的な融通は利きやすい。もちろん、場合によっては代わりに送迎をしてくれる人の有無や夏休みなどの長期休暇中の子どもの預かり先の有無など、越えるべきハードルはあるが、仕事を選ぶ幅が広がる可能性は覚えておきたい。また、独自の取り組みとして2歳児保育を始めた幼稚園もでてきており、先の話にはなるが今後他の幼稚園もその流れに追従し、年齢的な枠組みが緩和されていく可能性もある。
 いずれにせよ、文科省が所管し教育機関である幼稚園と、厚労省が所管し保育機関である保育園、その両方の機能を備えるこども園
とではその設立の意義や成り立ち、運営方針に違いもある。各園の特徴や提供しているサービスを吟味し、ライフスタイルに合わせた子どもの預け先の一つとして上手に活用したい。

子ども・子育て支援新制度について
平塚市
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kodomo/page-c_00184.html
大磯町
http://www.town.oiso.kanagawa.jp/kosodate/kosodate/kosodate_shinseido/1431995666515.html
二宮町
http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/kosodate_kyoiku/1452918238791.html